自転車ツーリング再生計画 2001/3/31更新

Vブレーキを採用する場合の留意事項

Vブレーキをツーリング用自転車に採用する際に考慮すべき問題を書き連ねます(^-^)。
■ クラウンの幅

組んでみるまで気がつかなかったのですが・・・Vブレーキってフロントフォークの内側にシューが入るのですね(~-~;)。クラウンの幅の中にリム、Vブレーキシュー、そしてフォーク内側のクラウン補強板(~-~;)を納めなければなりません。このことを考慮していないフレームにVブレーキを採用することは困難です(~-~;)。組むことはできてもクリアランスがギリギリで・・・実用上の余裕を考えると・・・採用不可の場合もあります。

ちなみに私が作ったケルビム700Cツーリングの場合のVブレーキ台座間の距離は前72mm/後80mmでした。Vブレーキを取り付けると、こういう状況で・・・・・

Vブレーキの採用は見送りました(写真はちょっとシューの後ろ側が開き過ぎですが)。

■ ブレーキレバーとの相性
もちろん、MTB用のブレーキレバーを使う場合は問題はありません、ナニセ純正の組み合わせですから。問題はフーデットレバー、STIレバー、エルゴパワーとVブレーキを組み合わせる場合です。STI等のレバーでは(最近では)サイドプルを引くように設計されています。レバーが引くワイヤーの量(長さ)がMTBに較べて小さいのです。STIレバーとVブレーキとの組み合わせではブレーキレバーを引ききることができません、ブレーキを握るとレバーがバーに当たるまで握れてしまいます。もちろん、充分なストッピングパワーはありますので、このこと自体が問題ではありません。
■ ブレーキシューにホイールが擦りやすい

問題は・・・リムとシューとのクリアランスが小さいことです。レバーを握ってもシューは少ししか動かない(だからこそVブレーキは効くのですが)は、逆に言えばブレーキレバーを離してもシューはリムから少ししか離れないことを意味します。車輪が振れると、すぐシューに擦ってしまいます。これがどのくらい問題かは、ホイールの振れにくさ(ハード面)と、乗り方(ソフト面)によることでしょう。

リムとブレーキシューの間隔がないので,泥道を走るとリム面に付着した泥がしっかりとブレーキをかけてくれます(^-^)。だからディスクブレーキが使われるようになったのでしょうね。

■ 車輪が外しにくい
上記の「ブレーキワイヤーの移動量に較べて、シューの移動量が小さい」影響の一つがブレーキワイヤーが外れにくいことです。STI等のレバーでは、ブレーキレバーを緩めた際にブレーキワイヤーに余裕がありません。クイックもありませんから、場合によっては、リードパイプのブレーキ側ストッパを削る等の対策が必要になります。
■ すぐ減るVブレーキのシュー
これは問題ではないのかもしれませんが・・・Vブレーキのシューは従来のシューに較べて減りが速いようです。もちろん、その分、制動力も向上しているでしょうが。ツーリングにはスペアシューも持っていった方がいいようです。
■ アジャスタがない
これも問題というよりは・・・当然の結果ですが・・・ブレーキ系にアジャスタがありません。ロード用ではブレーキ側に、MTBではブレーキレバー側にアジャストがあります。STIレバーとVブレーキではどこにもアジャスタがありません。アウター受けもありませんから・・・アジャスト付きアウター受けという手も使えません。すぐ減るVブレーキ用のシューですので・・・・ダイヤコンペのVブレーキ用ROADブレーキレバー(287V)用のアジャスタ付きリードパイプを使いましょう。
■ フロントキャリアとの相性
これは、問題にならない場合も多いことと思いますが・・・カンティと違ってVブレーキではブレーキワイヤーが低い位置にきます。場合によってはフロントキャリヤと干渉することもあります。

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