自転車自作研究会2008/1/12更新

自転車の互換性一覧

自転車の互換性一覧を書いてみました。本一覧すべてをメーカーは保証していません。各社の取扱説明書の内容がメーカー保証の範囲です。それ以上の互換性はみなさんのオウンリスクです(^-^)。互換性はすべての要素に分解してしまいました。チェーンはスプロケット、チェンリング、フロントディレイラー、リアディレイラーとの間にそれぞれ互換性があります。私の知識・経験の範囲内で可能な限り正確に記載したつもりです。もちろん、私の知識・経験には限界があります。

ホイール
フロントエンドとフロントハブ フロントエンドの内幅(エンド幅)、フロントハブのオーバーロックナット寸法とも100mmに統一されています。互換性に気を使う必要はありません。
リアエンドとリアハブ(フリーハブ) リアエンドの内幅(エンド幅)、リアハブ(フリーハブ)のオーバーロックナット寸法は現行品はロード用が130mm、MTB用が135mmですね。130mmのロード用フレームにはロード用130mmのハブ、135mmのMTB用フレームにはMTB用135mmのリアハブ(フリーハブ)を使いましょう。昔は126mm、120mmのフレーム、ハブもありました。
リアハブ/リアエンド幅は120/126/130/135mm
ハブとスポークとリム ・ハブのフランジの穴数、スポークの本数、リムのスポーク穴数が同じならOKです。
スポークの長さはハブのフランジ径、スポークの組み方、リム径により異なります。
・ニップルはスポーク太さ(14番/2.0mm、15番/1.8mm等)に合ったものを使ってください。
リムとタイヤ 同じビード径のリムと、タイヤに互換性があります。26×1のリム(ビード径571mm)に26×1.0のタイヤ(ビード径559mm)は入らないのです。
タイヤ幅とリム幅 タイヤの幅と、リムの幅にも相性があるのかもしれません。互換性がないという情報、証拠は知りませんが。
タイヤとチューブ チューブはある程度伸びますので、一つのチューブが複数のタイヤサイズに適合する場合があります。いくらでも伸びるわけではないので、チューブに記載されているサイズのタイヤに使用しましょう。
リムとバルブ(バルブ穴) バルブにはフレンチバルブ(仏式)、シュレーダーバルブ(米式)、ウッズバルブ(英式)があります。ウッズバルブは空気圧調節、測定ができない(しにくい)ので使わないでください。
・フレンチバルブしか使ったことがないのですが、いままで使ったリムで不都合があったことはありません。
・シュレーダーバルブはフレンチバルブより太いので、フレンチバルブ用リムの穴を拡げる必要があるようです。
・シュレーダーバルブ用リムにフレンチバルブを使う場合は,バルブ穴を小さくするスペーサを入れる必要があることでしょう(市販品にあったかな?)。
リムとバルブ(バルブ長さ) ディープリム(横から見て太いリム)では長いフレンチバルブが付いたチューブを使わないと空気を入れられません。短いフレンチバルブを長くするアダプタもあるようです(使ったことはありません)。シュレーダーバルブ用のディープリムはないみたいですね。
バルブとインフレーター インフレーター(空気入れ)の口もフレンチバルブ用、シュレーダーバルブ用があります。バルブに合った口のインフレーターを使いましょう。ロード用のタイヤは(700C)では700kPa、MTB用のタイヤ(26HE)では400kPa程度の圧力を保つ必要があります。インフレーターはこの圧力まで上げられるものを使いましょう。
チェンホイール
BBシェルとBB小物 フレームのBBシェルには2つの規格があります。BBシェルの規格に合ったBB小物を使いましょう。
・JIS規格/JIS D9403自転車-フレーム部品:BBシェル幅68mm/70mm/73mm、右側のネジは逆ネジ(反時計回りで締まる)
・イタリア規格:BBシェル幅70mm、右側のネジも普通の右ネジ(時計回りで締まる)
BB小物とクランク(嵌め合わせ形式) ・BBシャフトとクランクの嵌め合わせには、いろいろな形式があります。四角テーパー(同じ四角でもテーパー角度が異なるものもあります)、8セレーションタイプ、10セレーションタイプ,ホローテック2などいろいろあります。
・同じメーカーの同じ嵌め合わせ形式のBB小物(BBシャフト)とクランクを組み合わせるのが無難かつ王道です。互換性があるものもあるのかもしれませんが、情報を持っていません。
・BB取付け工具は形式により異なります。
クランクとチェンリング(PCDと穴数) PCDが同じで、ネジ穴数が同じクランクとチェンリングに互換性があります。(厳密には取付けボルト径が同じものである必要がありますが、困った経験はありません、私。)
・ロード用のネジ穴数は5穴でPCDは130mm(最小38T)、110mm(コンパクトクランク、最小33T))、74mm(ロード用トリプルのインナー、最小24T)が多いでしょうか。
・MTB用のネジ穴数は4穴でPCDは104mm(アウター・センター、32T)、64mm(インナー、22T)が多いでしょうか。
・この他にもいろいろな種類があります(最近はあまり見ませんが)。
・チェンリング取付け穴径と取付けボルト径にもいろいろなサイズがありそうです(調べたことはないのですが)。あまり互換性が問題になることはないのでしょうか。
ペダル
クランクとペダル ・9/16インチと呼ばれるサイズに統一されています。互換性で困ったことはありません(昔々、TAクランクに国産ペダルが通りにくかったことはありますが)。
・ペダル取付け工具は15mmスパナが多いですが、6mmアーレンキー、8mmアーレンキーで取付けるものもあります。
ペダルとクリート ・ビンディングペダルに使うクリート(シューズに付けてビンディングペダルと噛み合う金具)にはシマノのSPD、シマノのSPD-SL、LOOK、TIMEなどの種類があります。これらは相互に、互換性がありません。同じ種類のペダルとクリートを使います(クリートはシューズではなくペダルに付属します)。
・ツーリングで実用になる(歩きやすいシューズ+クリート)のはSPDだけでしょうか?。
・リッチィーのSPDペダル用クリートにはシマノ上位互換のクリートがあります。リッチィーのクリートはシマノペダルに入りますが,シマノクリートはリッチィーペダルには入りません。
クリートとシューズ シューズによって取付けられるクリートの種類が限定されています。なかには複数のクリートの種類に対応しているシューズもあります。
スプロケット
スプロケット同士 ・同一メーカーでスパイダーアーム等で一体化されていないスプロケットの組み替えは可能なようです。もちろん、メーカーは保証しませんし、変速性能も落ちるのかもしれませんが、実用上の問題はありません。8,9,10速用スプロケットはそれぞれ歯の厚さ?、スペーサの厚さが違いますので、混ぜてはいけません。
シマノロード用スプロケットシマノロード用+MTB用スプロケット
・シマノと、カンパのスプロケット間に互換性はありません。
スプロケットとフリーハブ ・シマノのロード用/MTB用のフリーハブと、ロード用/MTB用のスプロケットの間に互換性があります。
・シマノのロード用/MTB用のフリーハブと、MTB用/ロード用のスプロケットの間に互換性があります。シマノのフリーハブと、スプロケットは同じ速数ならばロード用・MTB用問わず互換性があります。
・シマノの8速用スプロケットと9速用スプロケットは同じ幅なので、シマノの8速用フリーハブと9速用フリーハブは同じフリーハブです。
・シマノ10速スプロケットの方がシマノ8/9速スプロケットより幅が狭いので,8/9速用フリーハブに10速スプロケットをスペーサを使って入れることはできますが、8,9速スプロケットは10速用フリーハブには入りません(やってみたことがありません)。
・カンパの速数間の互換性はよく知りません。スプラインの形状は同じだと思いますが、幅は異なるのかもしれません。同じ速数であればグレードが違っていても互換性があると思います。
・シマノ/カンパのフリーハブと、カンパ/シマノのスプロケットの間には互換性がありません(カセットスプロケットを取付けるスプラインの形状が異なります)。
・シマノと、カンパのスプロケット取付け工具に互換性はありません。
チェーンとコネクチィングピン ・5速,6速,7速用のチェーンにはコネクティングピンはありません(でした)。チェーンをつなぐときは,ピンがちょっとプレートから頭が出る程度に抜き,同じピンを使ってつなぎます。
・シマノ8速,9速,10速用のチェーンにはそれぞれ専用のコネクティングピンがあります。間違えずに使いましょう。チェーンをつなぐときは,ピンをプレートから抜ききって,コネクティングピンを使ってつなぎます。チェーン切りには上位互換性(10速用チェーン切りは9速にも8速にも使える)があるようです
・カンパの8速,9速,10速用チェーンには体験がありません(コネクティングピンは使わないのでしょうか)。
・ワイパーマン等のピンを使わないで特殊なコネクタでつなぐチェーンもあります。手で外せるのでチェーンの掃除等に便利かもしれません。
スプロケットとチェーン ・シマノの同じ速数のスプロケットとチェーンの間に互換性があります(グレードは違っていてもOKです)。
・カンパの同じ速数のスプロケットとチェーンの間に互換性があります(グレードは違っていてもOKです)。
・シマノのチェーン/スプロケットとカンパのスプロケット/チェーンの間に互換性はありません。リアディレイラー、フロントディレイラーは単にチェーンを脱線させるだけですからチェーンとの互換性が問題になることは少ないのですが、スプロケットとチェーンの形状の組み合わせで迅速確実な変速を実現していますので、メーカーが違ってはその機能は期待できないことでしょう。変速しないのか?と聞かれると、昔はこのような芸の細かいスプロケット+チェーンはなかったのですから、変速はすることでしょう。ペダルに加える力を抜かないと変速しないかもしれませんが。
・太いチェーンは細いスプロケットには使えません。シマノ9速用スプロケットにシマノ8速用チェーンを使うと、1T差のスプロケットでは上のスプロケットに上がろう上がろうとしてしまいました。2T差のスプロケットでは9速用のスプロケットに8速用のチェーンでも不都合はありませんでした。
・掲示板でいただいた情報です。細いチェーンが太いスプロケット(フリー)に使える場合があるようです。ご報告いただいた組み合わせは、Wippermann ConneX808を6段フリーに、9速用Wippermann ConneXを7段フリーに使用して問題ない、です。
チェンリングとチェーン ・シマノの同じ速数のチェンリングとチェーンの間に互換性があります(グレードは違っていてもOKです)。
・カンパの同じ速数のチェンリングとチェーンの間に互換性があります(グレードは違っていてもOKです)。
・シマノのチェンリング/チェーンとカンパのチェーン/チェンリングの間に互換性はありません。スプロケットとチェーンと同様に変速はすると思います。使い物になるかどうか?、私には経験がありません。
・チェーンリングの速数とチェーンの速数も合わせましょう。ですが・・・カンパ9速用チェンリングにカンパ10速用チェーンも、シマノ9速用チェンリングにシマノ10速用チェーンも問題ありませんでした。もっと速数の差が大きいとチェンリング厚さとチェーン幅、チェンリング間隔とチェーン幅との間に問題がありそうですが、私には試してみた経験がありません。情報をお持ちの方は掲示板にお寄せいただけると幸いです。
フリーホイールとリアハブ フリーホイール部はリアハブ(フリーハブ)から外すことができます。フリーホイール部の取付け寸法には互換性があるとの情報もありますが、確認/検証できていません。
ブレーキ
ブレーキ台座とブレーキ本体 ・カンティ台座にはカンティブレーキとVブレーキが付きます。ブレーキ取付けネジは6mmです(他のサイズを見たことがありません)。カンティブレーキを採用する場合にはアウター受けをどこかに付ける必要があります。
Vブレーキを採用する場合の留意事項
・サイドプル台座にはサイドプルブレーキ(デュアルピボットブレーキ)が付きます。
・センタープルブレーキ台座にはセンタープルブレーキが付きます(最近はあまり見ませんが)。
・ディスクブレーキは使ったことがないので情報がありません。
ブレーキレバーとハンドルバー ・ロード用のブレーキレバー(デュアルコントロールレバー、シマノのSTI、カンパのエルゴパワーなど)をドロップバーに取付けるのに不都合は聞いたことがありません。
・MTB用のブレーキレバーをフラットバーに取付けるのに不都合は聞いたことがありません。
・ロード用のドロップバーのブリップ部分の太さは23.8mmです(規格上は他の太さのバーもあるようですが,実在する製品を私は知りません)。ロード用のブレーキレバーは23.8mm用に作られているようです。
・MTB用のフラットバーのグリップ部分の太さは22.2mmです(規格上は他の太さのバーもあるようですが,実在する製品を私は知りません)。MTB用のブレーキレバーは22.2mm用に作られているようです。
・ロード用のブレーキレバー(デュアルコントロールレバー)をMTB用のフラットバーに付けられるか?,MTB用のブレーキレバーをロード用のドロップバーに付けられるか?,はやってみたことがありません。このような互換性が必要とされる(試してみたい)場合は少ないのではないでしょうか。
ブレーキレバーとブレーキワイヤ ・ロード用のブレーキレバーにはロード用のブレーキインナーを使います。
・MTB用のブレーキレバーにはMTB用のブレーキインナーを使います。
・ブレーキ(ロード用,MTB用とも)にはブレーキ用のアウターを使います(シフト用のアウターも使用可能だと思います,試してみたことはありませんが)。
ブレーキレバーとブレーキ本体 ○ロード用のブレーキレバー(シマノのSTI、カンパのエルゴパワー等)と、サイドプルブレーキ(デュアルピボットブレーキ)・カンティブレーキの間に互換性があります。
○MTB用のブレーキレバーと、Vブレーキの間に互換性があります。
○ロード用のブレーキレバー(シマノのSTI、カンパのエルゴパワー等)と、Vブレーキの間には互換性がありません。ブレーキレバーを引いてもワイヤトラベル量(レバーを引いたときのワイヤ移動距離)が小さく、ブレーキがわずかしか動きません。ブレーキシューとリムのクリアランスが取れません。解決方法は以下のとおり。
・ダイヤコンぺからVブレーキ用のドロップハンドル用ブレーキレバーがでています。
・ワイヤトラベル量が少なくてすむショートタイプのVブレーキを使う方法もあります(まだ自分で試したことはありません、太いタイヤには使えないでしょうが)。
・トラベルエージェントというワイヤトラベル量を変換する部品があります。
○MTB用のブレーキレバーと、サイドプルブレーキ(デュアルピボットブレーキ)・カンティブレーキの間には互換性がありそうです(自分で試したみたことはありません)。
○ブレーキ(サイドプルブレーキ、センタープルブレーキ、カンティブレーキ、Vブレーキ)の中でVブレーキだけが大きなワイヤトラベル量が必要との情報がありました。ブレーキの構造(Vブレーキは支点から力点までの距離が長い)から考えて妥当だと思います(実証データを持ってはいません。)。Vブレーキを引くにはVブレーキ用レバーが必要ですが、その他の組み合わせはなんでもOKということになります。
ディレイラー
フロントディレイラーとシートチューブ ・フロントディレイラーを取付けるシートチューブの太さによりフロントディレイラー取付け部が異なります。28.6mm(11/8インチ)、31.8mm(11/4インチ)、34.9mm(13/8インチ)などがあります。スペーサーを使って複数の太さに対応しているフロントディレイラーもあります。
・シートチューブにフロントディレイラー直付け台座が付いている場合は、直付け用フロントディレイラーを使いましょう。直付け台座の上下調整幅は制約があるので、使えるチェンリングの歯数にも直付け台座の取付け位置、上下調整幅により制限があります。
リアディレイラーとリアエンド ・リアディレイラーを取付けるリアエンドはカンパエンドと呼ばれるものに統一されていますので、取付けボルト径、ストッパの位置を気にする必要はありません。
・取付け工具には5mmアーレンキー、6mmアーレンキーがあります。
・掲示板でいただいた情報です。リアエンドディレイラーブラケット、リアディレイラー取り付けボルトの規格に10mmφ×1.0mmのBSC規格・フランス規格(ほとんどの場合はこれ)のほかに10mmφ×26TPI(25.4mm/26)のイタリア規格のネジがあるそうです。イタリア国内でしか使われていないのか?目にする機会はほとんどありません。
シフトレバーとハンドルバー ・ロード用のシフトレバー(デュアルコントロールレバー、シマノのSTI、カンパのエルゴパワーなど)をロード用のドロップバーに付けるのに不都合は聞いたことがありません。
・MTB用のシフトレバーをMTB用のフラットバーに付けるのに不都合は聞いたことがありません。
・ロード用/MTB用のシフトレバーをフラットバー/ドロップバーに付けられるか?試してみないとわかりません(私は情報を持っていません)。
・バーコン(バーエンドコントロールレバー)はドロップバーにもフラットバーにも付けたことがありますね、私。アジャストの範囲内なのでしょう、きっと。
Wレバーとダウンチューブ ・フレームに直付けされているWレバー台座は多くがカンパ用台座です。シマノを含む多くのWレバーはカンパ用台座に取付けられます
・フレームに直付けされているWレバー台座にはシマノ用台座もあります。シマノ台座用のシマノWレバーが取付けられます。
・フレームにWレバー台座がない場合は,バンド止めのWレバー(クラシック部品)もあります。ダウンチューブのオーソドックスなサイズ28.6mmに合うことでしょう。
バーエンドコントロールとハンドルバー バーエンドコントロールレバー(バーコン)はロード用のドロップハンドル(グリップ部の太さ23.8mm)でもMTB用のフラットハンドル(グリップ部の太さ22.2mm)でも取付けられると思います。私は両方に取付けたことがあるのですが,昔のことなので,少し自信がありません。
シフトレバーとシフトワイヤ ・シフトレバーにはシフト用インナーを使います(ロード用,MTB用の区別はありません)。
・シフトレバーにはシフト用アウターを使います。ブレーキ用アウターもとりあえず使えますが,圧縮に対して剛性が足りないらしく,インデックス変速が完全には機能しません。
左シフトレバーとフロントディレイラー ○フリクション式の左シフトレバー(切り替え式のWレバー/バーコンをフリクション側で使う等、最近はあまり見ませんが)は、すべてのフロントディレイラーと互換性があります。フリクション式のシフトレバーにはインデックス式のような位置決め機構はありません、ディレイラーをどの位置でも止められます。人間の制御能力を発揮しましょう。
○カンパの左エルゴレバーは、インデックス式ではありませんので(ラチェット式?)のですべての?フロントディレイラーと互換性があります(試してみたことはないのですが、私)。
○シマノ左STI用レバー(とその互換製品)とシマノフロントディレイラー(とその互換製品)
・シマノ左ロード用シフトレバーと、シマノロード用フロントディレイラーの間には互換性があります。
・シマノ左MTB用シフトレバーと、シマノMTB用フロントディレイラーの間には互換性があります。
・シマノ左ロード用シフトレバーと、シマノMTB用フロントディレイラーの間には互換性がありません。シマノの左MTB用シフトレバーと、シマノロード用フロントディレイラーの間には互換性がありません。
○シマノ左STI用レバー(とその互換製品)とカンパフロントディレイラーの互換性については不明です(試してみたことも,情報を聞いたこともありません)。
フロントディレイラーとチェーン ・フロントディレイラーはチェーンをチェンリングから外す(脱線させる)機能だけですので、フロントディレイラーとチェーンに互換性は関係なさそう(互換性がありそう)です。少なくとも不都合は聞いたことがありません。
・9速用フロントディレイラーと10速用チェーン・10速用STIレバーの組み合わせではちょと不都合があることがあるのですが、これは互換性に問題があるのかもしれません。根拠は確認していません。
フロントディレイラーとチェンリング(チェンリング幅) ○カンパとシマノのチェーンのピッチは同じ(1/2インチ=12.7mm)ですし、フロントディレイラーの可動範囲と較べて、チェンリングの幅(歯の厚さ、間隔は段数によって異なると思うのですが)の差は小さいのか、互換性がないという話は聞いたことがありません。チェーンの幅の差、インデックスを無視してフリクションで使えばOKなのかもしれません。
フロントディレイラーとチェンリング(チェンリング歯数) ○フロントディレイラーが変速できるチェンリングはキャパシティで表現されます。キャパシティは(最大のチェンリングの歯数)−(最小のチェンリングの歯数)です。52/42/30のロードトリプルのチェンリングにはフロントディレイラーに22Tのキャパシティが必要です。44/32/22のMTB用チェンリングにもフロントディレイラーに22Tのキャパシティが必要です。以下は左シフトレバーとフロントディレイラー間の互換性(インデックス式シフトレバーのワイヤトラベル量による)を無視しています。
・ロードのダブル用フロントディレイラーのキャパシティは14T程度です。ロードのダブル用チェンリングに必要なキャパシティ(53T-39T=14T程度)をカバーしています。ロードのダブル用フロントディレイラーはすべてのロード用ダブルチェンリングに使えることでしょう。トリプル用チェンリング(ロード用トリプル、MTB用はみんなトリプル)には使えないことでしょう。
・ロードトリプル用フロントディレイラー、MTB用フロントディレイラーのキャパシティは22T(ロードトリプル52/42/30→52T-30T=22T、MTB用44/32/22→44T-22T=22T)程度です。トリプル用フロントディレイラーはすべてのトリプル用チェンリング(ロード用トリプル、MTB用)に使えることでしょう。大は小を兼ねてダブル用チェンリングにも使えることでしょう。
○チェンリングの歯数に関してシマノとカンパ間の互換性が問題になったという話を聞いたことがありません。チェーンのピッチは同じ、チェンリングの大きさも同じなのですから、当たり前なのかもしれません。
フロントディレイラーとチェンリング(チェンライン) ○ロード用フロントディレイラーとロード用チェンリング(チェンホイール)間に互換性があります。
○MTB用フロントディレイラーとMTB用チェンリング(チェンホイール)間に互換性があります。
○ロード/MTB用フロントディレイラーとMTB/ロード用チェンリング(チェンホイール)間には互換性がない場合があります。MTB用のチェンホイールのチェンライン(フレーム中心からの距離)がロード用に比べて長いので(より外側にチェンリングがある)、フロントディレイラーの可動範囲を超えてしまう場合があります。具体的にはシマノXTチェンホイール(ホローテックII)44/32/22をULTEGRAトリプルフロントディレイラーで変速しようとするとフロントディレイラーが届きませんでした。チェンホイールのアダプタスペーサを減らして使えるようになりました。DEOREチェンホイール(オクタリンク)44/32/22とTIAGRAトリプルフロントディレイラーの組み合わせでもフロントディレイラーは標準よりは外側で変速していますね。逆にロード用チェンリングとMTB用フロントディレイラーの組み合わせにも同じような問題があると思いますが私には経験がありません。
右シフトレバーとリアディレイラー ●フリクション式の右シフトレバー(最近はあまり見ませんがフリクションに切り替えて使うバーコン/Wレバー)は、すべてのリアディレイラーと互換性があります。逆にいえばフリクション式のシフトレバーを(切り替えがあるシフトレバーはフリクションに切り替えて)使えば、シフトレバーとリアディレイラーの互換性を気にする必要はありません。もちろん、インデックス変速でないとダメな人には使えない手です。
●インデックス式の右シフトレバー(シマノのSTIレバー、カンパのエルゴパワー等)は、リアディレイラーと互換性がない場合があります。
○シマノのロード用/MTB用右シフトレバーと、ロード用/MTB用リアディレイラーの間には互換性があります。
○シマノのロード用/MTB用右シフトレバーと、MTB用/ロード用フリアディレイラーの間には互換性があります(ロード用リアディレイラーに大きな歯数のMTB用リアスプロケットを使った場合にはリアディレイラーの最大スプロケットの制限はありますが)。
○PenPenさんから以下の情報をいただきました。
・8速用のDURA ACEのSTIレバーとDURA ACE以外のシマノ8速用リアディレイラーの間には互換性がない。
・8速用のDURA ACEのリアディレイラーとDURA ACE以外のシマノ8速用STIレバーの間に互換性がない。
・DURA ACE8速のスプロケット間隔は他のシマノ8速スプロケットと完全には同一ではない(らしい)ので、DURA ACE以外の8速用STIレバー(リアディレイラー)と組み合わせる場合は厳密な調整が必要になる。
○カンパの右エルゴパワーと、カンパのリアディレイラーの間には互換性があります(カンパにはMTB用部品はありません)。
○シマノの左シフトレバー/カンパの左エルゴパワーと、カンパ/シマノのリアディレイラーの間に互換性はありません(とはいえ、使える組み合わせもあるとの報告もありますが)。
スプロケットの7/8/9/10s
リアディレイラーとチェーン リアディレイラーの機能はスプロケットからチェーンを脱線させるだけですから、チェーンの太さには関係しないと思います。太いチェーンが薄いプーリーや狭いプーリーケージに引っかかってはマズイことでしょう。そのような不都合は経験したこともありませんし、聞いたこともありません。経験がある方は掲示板まで情報をお寄せいただければ幸いです。
リアディレイラーとスプロケット(スプロケット幅) 以下はリアディレイラーとスプロケットだけに着目しています。右シフトレバーとリアディレイラー間の互換性(インデックスシフトレバーによるワイヤトラベル量による)は無視しています。
・シマノの8速/9速/10速ロード用リアディレイラーと、シマノの8速/9速/10速ロード用スプロケットの間に互換性があるようです。シマノ9速用DURA ACE7700で10速スプロケット(+10速用STIレバー)を変速するのに問題はありませんでした。8速、9速のスプロケット幅がほぼ同じであることを考えると、互換性がありそうです。
・シマノの8速/9速MTB用リアディレイラーと、シマノの8速/9速MTB用スプロケットの間には互換性がありそうです。シマノの取扱説明書では、8速MTB用リアディレイラーが9速MTB用スプロケットに使えるとは書いてませんね。
・以上から推測すると・・シマノの8速/9速MTB用リアディレイラーと、シマノの8速/9速/10速ロード用スプロケットの間に互換性があるかもしれません。ロー側ではスプロケットとリアディレイラーが離れてしまうでしょうから、不都合があるかもしれませんが。
・さらに推測すると・・シマノの8速/9速/10速ロード用リアディレイラーと、シマノの8速/9速MTB用スプロケットの間には互換性がなさそうです。ロー側でリアディレイラーがスプロケットにぶつかってしまいそうです。
・幅の広いスプロケットに対応するリアディレイラーは幅の狭いスプロケットに対応することでしょう。幅の広いカンパの10速スプロケットに使うカンパ10速用リアディレイラーは全てのスプロケットに使えるのかもしれません。
リアディレイラーとスプロケット(スプロケット歯数差) リアディレイラーのキャパシティはフロントのチェンリングの歯数差+(最大スプロケットの歯数−最小スプロケットの歯数)です。チェンリングが52/42/30のロードトリプルで、スプロケットが12T〜25Tなら22T+(25Tー12T)=35Tのキャパシティが必要です。以下は右シフトレバーとリアディレイラー間の互換性(インデックス式シフトレバーのワイヤトラベル量による)を無視しています。
・ロードのダブル用リアディレイラーのキャパシティは29T程度でしょうか(シマノ105の例)。前が53T/39T(必要キャパシティ14T)ならば、スプロケットは歯数差15T(12T〜27T等)まで使えます。ロードのダブル用リアディレイラーはキャパシティの範囲内のチェンリング、スプロケットの組み合わせに使えます。トリプルチェンホイール(ロードトリプル、MTB)に使うにはスプロケットの歯数差等の制約があることでしょう。
・ロードトリプル用リアディレイラーのキャパシティは37T程度でしょうか(シマノ105トリプル用の例)。ロードトリプル52/42/30(必要キャパシティ22T)ならば、スプロケットには歯数差15T(12T〜27T等)まで使えます。ロードトリプル用リアディレイラーはキャパシティの範囲内のチェンリングとスプロケットの組み合わせに互換性があります。ダブル用チェンリングにも使えることでしょう。
・MTB用リアディレイラーのキャパシティは45T程度でしょうか(シマノDEOREの例)。MTB用チェンリング44/32/22(必要キャパシティ22T)ならば、スプロケットは歯数差23T(11T〜34T等)が使えます。MTB用トリプル用フロントディレイラーはキャパシティの範囲内のチェンリングとスプロケットの組み合わせに使えます。ロードトリプル用にも、ダブル用チェンリングにも使えることでしょう。
・原則は以上ですが、少々ディレイラーのキャパシティが足りなくても使ってしまうことはできます。チェーンが弛んでしまってタイヤに擦ってしまうかもしれませんが。どの程度の不都合があるか?はみなさんのオウンリスクでご確認ください。
リアディレイラーとスプロケット(スプロケット最大歯数) リアディレイラーには最大スプロケットのキャパシティもあります。ロード用ダブルで27T(シマノ105の例)、ロード用トリプルで27T(シマノ105トリプル用の例)、MTB用で34T(シマノDEOREの例)等です。
・小さなスプロケットに対応しているリアディレイラーを大きなスプロケットに使うとリアディレイラーがスプロケットに当たってしまって使えません。
・大きなスプロケットに対応しているリアディレイラーを小さなスプロケットに使うとロー側でリアディレイラーとスプロケットが離れてしまいます。使えますが、変速性能は落ちるのかもしれません。
ディレイラーアウター同士 インデックス式のディレイラーではディレイラーアウターに変形の少ない?(螺旋状に巻いたアウターではなく、ワイヤを円筒状に束ねた)アウターが推奨されています。圧縮によりアウターが変形してしまうと変速のインデックス(ワイヤ位置決め)がずれてしまうのかもしれません。
ハンドル
フレーム(ステアリングコラム+ヘッドチューブ)とヘッド小物 ・スレッド式のヘッド小物が適合するステアリングコラムのサイズは1インチだけです。スレッド式のヘッド小物にはJIS規格とイタリア規格があります。
・アヘッド式のヘッド小物が使われるステアリングコラムのサイズにはノーマルサイズ(1インチ)、オーバーサイズ(11/8インチ)などがあります。サイズに合ったヘッド小物を使いましょう。
ステムとステアリングコラム ○スレッド式ステム
スレッド式ステムは引き上げボルトを締めて臼をステム内面から押しつけてステム下部を拡げ、拡がったステムがステアリングコラム内面に押し付けられて固定されます。
・適合するステアリングコラムのサイズは1種類(外径1インチ)だけです。
・ステムの太さのサイズは1インチステアリングコラムの内径である22.2mmだけです。
・取付け工具(引き上げボルトを締める工具)は5mmアーレンキーや6mmアーレンキーなどです。
○アヘッドステム
・アヘッド式のステムはステアリングコラムを外側からクランプします。
・ステアリングコラムの外径にはノーマルサイズ(1インチ)、オーバーサイズ(11/8インチ)などがあります。ステアリングコラムのサイズに合ったステムを使いましょう。
・取付け工具は5mmアーレンキーが多いでしょうか?。
ステムとハンドルバー ・ロード用のステムのクランプ部、ドロップハンドルのクランプ部の径には25.4mm、25.8mm、26.0mmなどがあります。同じサイズのステムとバーを使いましょう。0.2mm程度の違いはシム/カラーを入れて調整できるかもしれません。ステムの形式により調整できない場合もありましたし、調整しなくてもOKの場合もありました、私は。
・MTB用のステム、フラットバーのクランプ部の径はほとんど25.4mmでしょうか。同じサイズのステムとバーを使いましょう。
サドル
シートピラーとシートチューブ シートチューブ内径と同じ外径のシートピラーをお使いください。26.8mm、27.0mm、27.2mmなどがあります。アルミフレーム用にはもっと太いシートピラーがあることでしょう。
ピラーとサドル サドルレールの幅、太さはどのサドルも同じようです(昔は板状のアルミベースというのもありましたが)。サドルとピラーの組み合わせの不都合は聞いたことがありません。ピラーにサドルレールを嵌めるのに苦労することはありますが。
その他
マッドガードとタイヤ タイヤの外径、幅に合ったマッドガードを使います、って互換性になっていませんね。タイヤとマッドガードの間隔(クリアランス)はなるべく均等にします。
マッドガードとフレーム エンド、ブリッジ、クラウン下にマッドガード取付け用のダボ/アイレットがあるものはOKの場合が多いですね。完成車メーカーがオプションとして用意しているものは大丈夫なのでしょうね。
キャリアとフレーム 規格があるわけではありませんので、現物合わせの出たとこ勝負です。これもオプションとして用意されているものは苦労しなくても大丈夫なのでしょうね。


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