自転車自作研究会 2002/7/1更新

ツーリング用自転車の仕様検討
ツーリング用自転車に要求される条件を実現していくための基本的な仕様はどのようなものになるのでしょうか?。要求条件とその実現方法(基本仕様)を対応させて考えてみました。基本仕様が先にあり、それに合うように書いた(無意識の)要求条件もあります。これで自転車の構成要素(ハード面のみ)をすべてカバーしているでしょうか?。ソフト面(用品、ウェア、ノウハウ等)と一緒に考えなければならない部分もあるかもしれませんね。
●自転車としての基本要件
・体格・走り方にあった無理のないポジションで(腰や膝や手首が痛くならずに)走れること ・乗り手が自分の体格にあったサイズの自転車を選べる(フレームサイズ、ステム突き出し寸法、ハンドル幅、クランク長を体格に合ったものが選択可能)。
・軽く(走行抵抗が小さく)走れること ・ちゃんと芯の出たフレームと車輪で自転車が作られていること
・必要な耐久性があること ・フレームの品質管理、耐久性のある部品の採用
●広いフィールド・多様なスタイルに対応できる自転車
ツーリングのフィールドはとても広い。舗装路から林道、山道担ぎまで。となりの街から地球の果てまで。ツーリングのスタイルもとても多様。ホテル泊長距離スピードツーリングから気ままに漂白キャンプツーリングまで。この広いフィールドとスタイルに対応可能な自転車を目指す(無理かもしれないけれど)。
・コース・乗車技術に応じた(太過ぎず細過ぎない)タイヤであること ・700Cの標準は28Cぐらいだろうか?イイカゲン。32Cは1.25ぐらいかな?
・タイヤサイズの標準は26×1.5?
タイヤのサイズは迷いますね。26×1.5が基準かなあ。26×1.0から26×2.25までのバリエーションがあるのだろうなあ。空気量は5倍の差があるのだから、
・体力に応じた(情況に応じて使いたいギヤ比が使える)ギヤ比であること ・乗り手に合ったギヤ比が選べること。
・ギヤチェンジの容易さからデュアルコントロールレバーを標準とする。
・コース・状況に応じたハンドルポジションがとれること ・ハンドルにはドロップレバーを選択
ハンドルにはいろんなポジションがとれるドロップバーを採用する。MTBのフラットバーに慣れている人はフラットバーを選択することも可能。フラットバーの自転車を構成することは私にはできないので・・・ネットワークにまかせよう。
・コース・スタイルに応じて必要な荷物が積載できること(キャリア、バッグ) ・必要に応じてキャリアが装備できること
マルチパーパスに使えるのだから、キャリヤにも対応していなければならない。推奨キャリヤは日東キャンピー?。ちゃんとキャンピーとの互換性を確認しなければならない。バッグは市販のものでもいいだろうが、手作りも捨てがたい。東北大学サイクリング部の手作りサイドバッグ製作のノウハウを公開してもらえないだろうか?。
・夜間の走行も可能であること。 ・必要に応じてランプを装備できること
バッテリーランプかハブダイナモを標準とする。長期のツーリングを考えている人はハブダイナモを選択してほしい。
・ツーリングのあらゆる気候条件に対応すること ・必要に応じてマッドガード(泥よけ)を装備できること
泥よけ、フェンダーのこと。MTBに馴れている人は必要性を感じていないことだろう。雨の時の快適性(自分の跳ね上げる水しぶきで真っ黒・泥だらけにならずに済む、寒い時期には体温を奪われることも少ない)は十分に重量・価格増に見合うものだと思う。輪行時の分解性の観点からはマッドガードなしの選択もありうると思う。
・ツーリングコースの可能性を増やすために輪行(自転車を分解して交通機関に載せる)にも対応していること ・カンティブレーキを採用する
ドロップバーとデュアルコントロールを使うという前提ではSTIレバーを採用することになる。STIレバー+Vブレーキには無理がある。したがってカンティブレーキとする。サイドプルという選択肢もありうるが、車輪が外しやすいこと、太いタイヤとの相性がいいことからカンティとする。STIレバーではなくWレバー採用ならば、Vブレーキ用のレバーを使うことによりVブレーキも採用可能。もちろん、フラットハンドルならばMTB部品ベースになるのでVブレーキの採用に何の問題もない。
・チェンフックを採用する
●機能とコストのバランスを追求
コストと機能のバランスを追求する。趣味性、機能美は追求しない。結果として美しいものができれば望ましいけれど。最近のパーツを採用して、とんがった自転車にする。売り文句をたくさん、いれる。フィロソフィーを明らかにする。フィロソフィーが明確であればあるほどマーケットは狭くなる。より深くニーズを掘り起こせるかもしれない。

・多くの人に自転車ツーリングを愉しさを知ってもらうためには、リーズナブルな価格も必要

・走行抵抗・勾配抵抗を減らし、輪行のしやすさのために軽量であること

・部品グレードは必要充分なものとし、コストパフォーマンスを追求する。
・メーカー直販とし、流通コストを最小化する(あ、これは供給システムの問題だった)。
・シンプルな自転車
ツーリング専用のベーシックかつシンプルな自転車。もちろん結果として通勤・通学にも、フィットネス・トレーニングにも使える、タブン。
・電装の簡素化
リア車輪のダイナモは考慮しない。電装コードが長くてとり回しが大変なのと(故障も多い)、フレームに不要な火を入れることになり応力集中の原因となる。バッテリーランプまたはハブダイナモを採用する。
・標準ではサイクルコンピュータは採用しない。
●ロード用部品か?MTB用部品か?
以上の検討からは、ロード要部品を採用するのか?MTB用部品を採用するのか?の答えはでてきませんね。ロード用部品とMTB用部品の違いは以下の通り。
・リアのエンド幅の違い(MTBの135mm、ロード用は130mm)
・チェンホイール歯数の違い
・スプロケット歯数の違い
逆にいえばこれしか違いはない(^-^)。リアエンド幅の違いはオチョコ量の違いとチェンラインの違いを生む。チェンホイールとスプロケットの歯数の違いはギヤ比の範囲が異なる。MTBの方が低いギヤ比をカバーしている。
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