自転車社会学会2014/1/3更新

路側帯は自転車も走れます・左右の規定なし→改正済

道路交通法が改正され、左側の路側帯だけが通行できるようになりました(2013/12/1施行)。

*******以下の記載は2013/12/1以前の内容です*****************

路側帯は自転車も走れることになっています。道路交通法では・・・・・

(通行区分)
第十七条  車両は、歩道又は路側帯(以下この条において「歩道等」という。)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。ただし、道路外の施設又は場所に出入するためやむを得ない場合において歩道等を横断するとき、又は第四十七条第三項若しくは第四十八条の規定により歩道等で停車し、若しくは駐車するため必要な限度において歩道等を通行するときは、この限りでない。
(略)
4 車両は、道路(歩道等と車道の区別のある道路においては、車道。以下第九節の二までにおいて同じ。)の中央(軌道が道路の側端に寄つて設けられている場合においては当該道路の軌道敷を除いた部分の中央とし、道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ。)から左の部分(以下「左側部分」という。)を通行しなければならない。

(軽車両の路側帯通行)
第十七条の二  軽車両は、前条第一項の規定にかかわらず、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、路側帯(軽車両の通行を禁止することを表示する道路標示によつて区画されたものを除く。)を通行することができる。
2 前項の場合において、軽車両は、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で進行しなければならない。

となっています。第十七条第1項では「車両は車道を通行しなければならない。」ですが,第十七条の二で軽車両だけは,本来,歩行者用のスペースである「路側帯を通行することができる。」とされています。自転車は,歩行者の邪魔をしなければ路側帯を通行してもいいのですね。路側帯は車道ではありませんから,第十七条の4項の「車両は,車道の左側部分を通行しなければならない。」も適用されません。道路交通法上は,路側帯を通行する自転車は左側の路側帯だけを通行するという規定はなく,右側の路側帯を通行してもいい,となります。

法律上は,右側の路側帯を通行することもできるのですが,右側の路側帯を通行すると以下の危険性があります。

・路側帯はずっと連続することはなく,交差点等では途切れます。路側帯のない道路で車道をそのまま進めば右側通行の交通違反になります。
・左側の路側帯を通行している自転車と路側帯内で対向通行になり,相対速度が大きくなり回避の時間的余裕も少なくなります。正面衝突の危険性が増します。
・対向して走る自転車同士だけではなく,対向してくる自転車を避けようとして車道側にはみだした自転車は,自動車との接触・事故の危険性が増加します。

以上より,自転車(軽車両)の路側帯通行を認めるとしても,通行を認めるのは道路の左側の路側帯に限定するべきだと考えます。自転車社会学会の道路交通法改正案は以下のとおり。

○自転車社会学会版改正案
(軽車両の路側帯通行)
第十七条の二  軽車両は、前条第一項の規定にかかわらず、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、道路の左側の路側帯(軽車両の通行を禁止することを表示する道路標示によつて区画されたものを除く。)を通行することができる。
2  前項の場合において、軽車両は、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で進行しなければならない。

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