自転車社会学会/道路交通法 2009/12/30更新

諸悪の根源「道路交通法第六十三条の四」

諸悪の根源「道路交通法第六十三条の四」です。この規定が日本国民から「自転車は車両」という意識を消し去り,「自転車は歩道を走るもの」と誤解する社会を作ってしまいました。

(普通自転車の歩道通行)
第六十三条の四  普通自転車は、次に掲げるときは、第十七条第一項の規定にかかわらず、歩道を通行することができる。ただし、警察官等が歩行者の安全を確保するため必要があると認めて当該歩道を通行してはならない旨を指示したときは、この限りでない。
一  道路標識等により普通自転車が当該歩道を通行することができることとされているとき。
二  当該普通自転車の運転者が、児童、幼児その他の普通自転車により車道を通行することが危険であると認められるものとして政令で定める者であるとき。
三  前二号に掲げるもののほか、車道又は交通の状況に照らして当該普通自転車の通行の安全を確保するため当該普通自転車が歩道を通行することがやむを得ないと認められるとき。
2  前項の場合において、普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(以下この項において「普通自転車通行指定部分」という。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、当該普通自転車通行指定部分を通行し、又は通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる。
(罰則 第二項については第百二十一条第一 項第五号)

普通自転車(全長190cm、幅60cm以内)が歩道を通行できるのは,道路標識等により通行できるとされている歩道だけです。かつ「通行できる」であって「通行しなければならない」ではありません。歩道を通行できるのは普通自転車だけです,幅60cmを超える自転車は通行できません。

普通自転車の歩道の通行方向に関する規定はありません。自転車の路側帯通行と同様に,右側の歩道を通行するのか?左側の歩道を通行するのか?の規定はありません。歩道上を通行する普通自転車は,双方向通行になります。交通の方法に関する教則では第2節安全な通行2走行上の注意(10)に「歩道でほかの自転車と行き違うときは,速度を落としながら安全な間隔を保ち,歩行者に十分注意して,対向する自転車を右に見ながらよけるようにしましょう。」とあります。

実状は、車道を走るのが怖い自転車は標識の有無にかかわらず歩道を走っている、だと思います。警察官も自転車に歩道を走るように指導する場合がありますが・・・あれって、ちゃんと法令上走ってもいい歩道のところで指導しているんですよね。私が拒否(私が歩道を走ると歩行者に危害を及ぼすおそれがある。ヨッテ私は歩道を通行することはできない。)したら、おまわりさんは何て言うのかな?。試してみたい気も・・・(^-^)。

自転車通行可能な歩道の標識

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