自転車社会学会2009/6/7作成

ブレーキなし自転車で公道を走るんぢゃねえ!

ブレーキなし固定ギヤの自転車で公道を走る人がいるのだそうです。本当なのでしょうか?。私の友人にも目撃者がいますので,事実なのでしょう。恐ろしいことです。固定ギヤの自転車はトラック競技用の最も単純な自転車です。ブレーキも変速機もありません。自転車が前進している限り脚を止めることはできません。脚でペダルの回転を遅くする以外に速度を落とす方法はありません。

何が起こるかわからない,何が飛び出してくるかわからない街中をブレーキなしの自転車で走るのでしょうか?。子供が飛び出してきたときに,どうやって止まるのでしょう?。固定ギヤの自転車にはシンプルな機能美があります。でも,日本刀は美しいから雑踏の中で振り回してもイイと考える人がいるのでしょうか?。

自分と他人の危険を感じられない人が,事故を防ぐことはできません。もちろん自転車に乗る資格もありません。事故を起こすのは勝手ですが,歩行者や自転車や自動車を巻き添えにすることなく,誰にも迷惑をかけずに死んでください。

なお,ブレーキなし自転車での走行は,道路交通法でも禁止されています。自転車は前後にブレーキがあってはじめて自転車です。自転車の制動装置等は道路法通法第六十三条の九です。

(自転車の制動装置等)
第六十三条の九  自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。
2  自転車の運転者は、夜間(第五十二条第一項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第五十二条第一項前段の規定により尾燈をつけている場合は、この限りでない。
(罰則 第一項については第百二十条第一項 第八号の二、同条第二項)

内閣府令で定める基準に適合する制動装置は道路交通法施行規則第九条の三です。

(制動装置)
第九条の三  法第六十三条の九第一項 の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一  前車輪及び後車輪を制動すること。
二  乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。

ブレーキは前輪と後輪の両方に付けることが必要です。性能規定もあるんですね。10km/hで走っていて3m以内で止まれることが要求されています。

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