自転車社会学会2006/6/29作成

自転車の規格・基準・資格・制度

○JIS規格(安全基準)
日本工業規格(JIS)には自転車に関する規格が39(電動アシスト自転車を含む)あります。JIS規格に基づいて作られた自転車の欠陥が問題となった事例は知りません。もちろん、整備不良、寿命を超えた自転車による事故はあることでしょう。国内で生産される自転車、国内メーカー・商社が台湾・中国等に生産委託する自転車はJISに準拠しているのでしょうか?。

○BAAマーク(安全基準?+製品検証?+補償)
(社)自転車協会、(財)自転車産業振興協会が(中国製?)輸入自転車との差別化を主目的?としてBAAマークを作っています。BAAの安全基準はDIN(ドイツ連邦規格)をベースにしているようです。
・BAAの安全基準がホームページ上で公開されていないのには違和感がありますね、何が自信ないのかな?。
・輸入事業者が輸入する自転車の型式検査については、日本国内の適合認定機関(財)日本車両検査協会および(財)自転車産業振興協会技術研究所が行うとあるのですが、国内の自転車製造業者が製造する自転車の型式検査についての認定の記述がありません。まさか第三者検証なしのBAAマークなのでしょうか?。BAAマークは単なる非関税障壁に過ぎないのでしょうか?。日本の消費者がBAAマークを支持し、中国製自転車の輸出に影響がでるまでは中国もWTO違反だと修正勧告を出すことはないでしょうが。

○SGマーク(安全基準+製品検証?)
(財)製品安全協会(経済産業省所管)は自転車についての安全基準を定めSGマークを発行しています。自転車についてSGマークが発行されているのは台湾、中国の工場だけのようですね。どうして国内メーカーはSGマークの発行を受けないのでしょうか?。BAAにシフトするようにとの自転車業界の方針かな?。昔は消費生活安全法に基づく協会だったようですが、2000年にSGマークは法規制から外れ現在の法定マークはPSマーク(経済産業省)だけのようですね。乗車用ヘルメットはPSマークの対象になっていますね(自転車用を含むのかな?)。

○TSマーク・自転車安全整備士(製品検証+補償)
(財)日本交通管理協会(警察庁所管)が出す自転車販売、整備に関するマークですね。自転車安全整備士が点検整備した自転車に付けられるマークです。傷害保険、賠償責任保険が付いています(有効期間1年)。保険料(TSマーク料金?)はいくらなんでしょう?。TSマークの基準(仕様)はあるのでしょうか?自転車屋さんの裁量なのでしょうか?。

○自転車技士(製品検証?)
(財)日本車両検査協会(経済産業省所管)が認定する自転車屋さんの資格が自転車技士(旧自転車組立整備士)です。自転車安全整備士と何が違うのか?私にはわかりません。単なる縦割り行政なのでしょうか?。日本車両検査協会の略号はVIAですから、これは自転車の部品等に表示されているのを見たことがある人も多いことでしょう。

○PL法(補償)
製造物としての自転車はもちろんPL法(製造物責任法)の適用をうけます。

○自転車防犯登録(ー)
自転車防犯登録は法定制度です。自転車法(自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律)の第十二条に定められた制度です。登録料は500円です(有効期間10年)。現在の運用は都道府県警ごとにデータベースを持っているようです。隣の県の防犯登録情報を利用するためには隣の都道府県警察本部に照会しなければならないのでしょうか?。


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