初めての自転車教室 2003/6/23作成

機能から考える自転車の仕様
自転車を自転車に必要な機能に分解し,その機能を実現するための仕様に分解します。仕様が集まって機能を実現し,その機能が集まって自転車を構成しているという視点から整理してみました。

必要な機能

機能を実現するための仕様

備考

舗装路の走りが軽い(平地) タイヤが細い・空気圧が高い タイヤが細く,空気圧が高いほどタイヤの変形が小さく自転車のころがり抵抗は小さくなります。細く硬いタイヤは乗り心地が悪いのですが。
リム剛性が高い・スポーク本数が多い・スポークテンションが高い 車輪の剛性が高いほど変形しにくく,変形により失われるエネルギーも減ります。一方クッションが硬く乗り心地の悪い自転車でもあります。定量的に車輪の剛性がどのくらいころがり抵抗に影響するのか?データを見たことはありません。
サスペンションがない サスペンションは変形・減衰によりパワーをロスします。サスペンションがないことは下の車重が軽いにも貢献します。
車重が軽い タイヤを変形させるのは車重+体重です。自転車は軽いほど抵抗少なく走ります。もっとも,体重をダイエットする方がより簡単・安価で健康的ですが(^-^)。
林道,未舗装路の走破性(平地) タイヤが太い・空気圧が低い タイヤは太い方が未舗装路を走るのが楽です。どうして太い方がいいのか?私ウマク説明ができません。空気圧が低い方がタイヤのグリップがよくなります。未舗装路ではパンクも心配ですから,空気圧をあまり下げることもできませんが。
車輪径が大きい 大きな車輪の方が段差,障害物を乗り越えやすいのです。ゴルフボールは石にぶつかって止まりますが,サッカーボールは乗り越えていきます。700Cと26HEでは大差はありません。小径のフォールディングバイクはタイヤが太くても悪路に強くはありません。
登りの走りが軽い 車重が軽い 勾配抵抗(登りの大変さ)は勾配と(車重+体重)に比例します。勾配はどうしようもありませんが,車重と体重は軽くすることができる。平地のころがり抵抗は空気抵抗に比べて小さいのですが・・・登りでは空気抵抗は無視できるので・・・・(車重+体重)だけで勾配抵抗がきまります。
ワイドなギヤ比 人間が出せる出力は決まっていますのでギヤ比がどうであろうとも関係ないともいえます。人により最適な回転数とトルクの組合せが異なりますので,自分にあったギヤ比の範囲を考えて選びましょう。
下りの走りが軽い 車重が重い たぶん,下りは車重が重い方が速度がでることでしょう。意味があるか?たぶんないと思いますが。

段差乗り越えの快適性

路面からのショック吸収がいい

フロントサスペンション フロントサスペンションは路面からの衝撃を和らげます。そのためのサスペンションですから。
タイヤが太い・空気圧が低い 乗り心地がいい自転車は路面からのショックを吸収できる自転車です。タイヤが太くで空気量が大きく,空気圧が低い方がクッションのいい車輪になります。あまり空気圧が低いとパンクの危険性が増えますが。
山道の下りの踏破性 リアサスペンションがある スキー場を下るダウンヒルでは路面からの大きな衝撃を吸収するリアサスペンションが必須です。
荷物積載性 キャリアの装備,取り付け可能性 自転車ツーリングの荷物は自転車に持ってもらうのが楽です。背中に背負うこともできますが,背中が蒸れます(特に夏は),荷物の重さが腰にかかります。荷物は自分で持たずに,自転車に持ってもらうのが一番です。キャリアを付けられるとフロントバッグが使いやすくなります。キャリアが無くても付けられるフロントバッグもありますし,サドルバッグを使うこともできます。シートピラーに取り付けるキャリアも利用できます。
キャンプ装備の積載性 サイドキャリアがある(装着可能) キャンプでは,テント,寝袋,ストーブ,コッフェル・・・荷物は膨大になります。この荷物を自転車に積載するためにはサイドキャリア(とサイドバック)が必要です。
雨天の快適性 マッドガード(泥除け)がある マッドガードがあっても上から降る雨を防ぐことはできません。雨具を着ましょう。マッドガードがあれば,自転車が巻き上げる泥水のシャワーを浴びなくてもすみます。後を走る同行者にも泥水シャワーを浴びせずにすみます。自転車の中に水が入るのも防いでいるような気もします(マッドガードなしの自転車で雨のなかを一日走ったことはないので・・・??)
輪行性(JR等に自転車を乗せての移動性) クイックハブがある クイックハブ(ワンタッチで車輪が外せる)があった方が自転車を分解するのが簡単です。もっともナット止めでもスパナを持参すれば輪行に必要な時間は5分も違わないことでしょう。
マッドガードがない マッドガードは輪行(自転車を分解して列車等に乗せること)するときには分解しなければなりません。輪行性の観点からは,マッドガードのない自転車の方が楽です。もっともその時間の差は10分もないのですが。マッドガードのメリット・デメリットを比較してご検討ください。
車重が軽い 自転車を自分で運ぶのですから,自転車は軽い方が楽にきまっています。人間がダイエットした方が簡単で安いとのご意見もあるでしょうが,軽い方が楽なのは変わりません。
数多くのハンドルポジションがとれる ドロップハンドル仕様 ドロップハンドルは持つ場所によっていろんなポジションをとることができるメリットがあります。普段はブラケット(フレーキレバーの根本)の上あたりを持ちます。ブレーキはレバーを上からかぶせるようにかけます。MTBでもフラットハンドルの両端に小さな前に突き出すレバーをつけていろんなポジションを取れるようにするのが普通のようです。
なめらかなペダリングができる ビンディングペダル仕様 ペダルに足が固定されていると滑らかなペダリングができますし,引き足(足を引き上げるときにも筋肉を使う)を使えればより多くの筋肉を活用することができます。自転車に慣れたら、挑戦してみましょう。
パンクしにくい タイヤが太い・空気圧が高い パンクの原因は多くの場合,リム打ちパンクです。石・段差に自転車をぶつけてもリムと石がゴッツンコしないためにはタイヤ空気圧を高く保ち,リムと段差間の距離が長いこと(太いタイヤ)が必要です。太いタイヤは多くの場合,厚いタイヤでもありますのでガラス等で切られることも少なくなります。
故障しにくい 部品が少ない 当たり前のことながら・・・部品が少ない方が故障が少なくなります。マッドガード,キャリアはない方が故障が少なくなりますし,変速機もなければ故障しようがありません。フレーム,車輪,前後のギヤ,チェーン,ハンドル,サドル,ブレーキがあれば自転車です。あ,サドルは無くても大丈夫かな?(^-^)。
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