自転車ツーリング再生計画/オーダーできる自転車

フィールドは?スタイルは?

ツーリング用自転車を作る場合、どういうツーリングをするのかをイメージしなければなりません。自分のツーリングのイメージが固まっていない場合、もしくは1台の自転車でいろんなことをやってみたい場合、自転車をオーダーするのは少々難しくなります。幅広いニーズに対応した自転車にしなければならないのですから。もちろん、幅広いニーズに対応した自転車を作ることはできます。でも、どのニーズにも中途半端にしか対応していない自転車でもあることも事実です。

市販の自転車は広いニーズに対応するよう作られています。 その意味では最初からオーダーの自転車というのは無理があるのかもしれません。最初は市販車(多分、多くのニーズに対応しているでしょうから)に乗ってみてみて、自分がどういうツーリングをしたいのか見極めることも必要なのかもしれません。幅広いニーズをカバーする自転車が必要な場合でも、人それぞれに様々なこだわりがあることと思います。○○色の自転車が欲しいという場合も(^-^)。ハードのこだわるのも一つの楽しみなのでしょう。オーダーするのも自転車の楽しみ方の一つなのでしょう(^-^)。

目的フィールドから・・・どんなタイヤが・・・。
どんな場所にツーリングに行くのか、という観点から自転車の性格を決定するタイヤが決まってきます。でかけるフィールドによりタイヤは異なります。舗装路しか走らないという方にはタイヤサイズの選択肢はいちばん広くなります。どんなタイヤでも使えます。ただ、舗装路を太いブロックタイヤを引きずって走るのは・・・。山道に行く人が細いタイヤを使うことはできないことはないでしょうが、制約が多いものになることでしょう。下表はタイヤの太さの観点から分類してみたものです。ツーリングスタイルが固定していない人、いろんなことを試してみたい人はMTB26HEか、700Cのタイヤを選択するのがいいでしょう。細い方から太い方まで同じリムで使えます(必ずしも全てのリムに全てのタイヤが入るわけではないと思いますので仕様をご確認ください)。MTB26HEは太いタイヤの、700Cは細いタイヤのバリエーションが豊富です。

車輪径

ETRTO表示

リムの規格

タイヤの太さ

細い(舗装路用)

中間

太い(山道用)

小さい

559

26×1.0〜2.125HE
MTB26HE
26×1.0〜1.1HE 26×1.25〜1.50HE 26×1.75〜2.125HE

571

26×1WO
650C
26×7/8WO
26×1WO

(571)

26インチチューブラーリム 27インチチューブラータイヤ

中間

584

650B
26×11/2WO
650×28B 650×32B
650×35B
650×38B
650×42B

590

650A
26×13/8WO
650×32A
650×35A
650×38A

大きい

622

700C 700×19C
700×21C
700×25C
700×25C
700×28C
700×32C
700×35C
700×38C

(622)

27インチチューブラーリム 27インチチューブラータイヤ
● 舗装路しか走らない人、舗装路主体の人→細いタイヤ
タイヤが細ければ、軽くて、ホイールとしても軽く、走るにも軽い。一方、タイヤの空気量は少なく高圧で走るために乗り心地は悪く、パンクもしやすいのが難点。
・チューブラー、700×19C〜23C
27インチチューブラータイヤと700Cタイヤはリム径が同じなので、ブレーキ位置の互換性があります。このタイヤを履くツーリング用自転車はロードレーサーがスポルティフということになるでしょう。
・26×1.0〜1.1HE
MTB用のタイヤである26HEタイヤにもこんなに細いタイヤがあります。ブロックタイヤを見慣れた目には、果たしてこんなタイヤで走れるのだろうかと不安になるようなタイヤです。ブロックタイヤと比べるとその走りの軽さは愕然とするほど。
・26×1(650C)
本来はトライアスロン用として普及したホイール・・・ですよね。26インチチューブラーと同じ車輪径なので、リム位置が同じで互換性があります。太いタイヤのバリエーションはないので、身長の低い人のロードレーサー、スポルティフという使い方が多いことでしょう。
●山道にも行くけど、舗装路を走る距離も長い→中間のタイヤ
一番、つぶしが効くのがこのクラス、多分。どこでも対応できるタイヤは、一方ではどこでも中途半端なタイヤでもある・・・・これはしかたないことなのでしょう。
・700×25C〜35C
このクラスのホイールを履いているのはクロスバイクですね。クロスバイクもマッドガードとキャリアが装備できれば理想のツーリング用自転車になると思います。身長の低い人には向かないのが残念ですが。
・26×13/8(650×35A)、650×32A、650×38A
・26×11/2(650×38B)、650×35B、650×42B、(650×32B、650×28Bってあったけ(~-~;))
典型的なランドナーのホイールサイズです。最近は入手が困難になってきています。地方の出先で650Bのタイヤを入手することはほとんど不可能です。
・26×1.25〜1.75HE
MTB用26HEサイズのバリエーションです。ブロックパターンではなく、スリックまたはセンターリッジと呼ばれるパターンがこの範囲に入ることでしょう。
●山道を中心に行く人→太いタイヤ
山道に行くならばやはり太いタイヤ、太いブロックパターンのグリップ力はなににも代え難いもの。空気量が多いのでクッションもいいしパンクもしにくいし。たとえ、重くて、走行抵抗が大きくても。
・700×38C
700Cも38Cぐらい太ければ太いタイヤに入れてもいいでしょう(^-^)、多分。
・650×42B(26×11/2)
650Bタイヤのバリエーションの広さを物語るタイヤです。キャンピング、山道を走るパスハンター御用達のタイヤだったのですが・・・昔は(~-~;)。
・26×1.75〜2.125HE
普通のMTBについているタイヤです。パターンはブロックパターンです。MTBはこのサイズで山道で使ってこそその本来の魅力が発揮されるのでしょう。街中で「マウンテン」バイクっていってもネエ(^-^)。
身長によるタイヤの制限
残念ながら、身長の低い人が700Cタイヤを使うのは無理がある場合があります。前車輪とハンドルの距離、後車輪とサドルとの距離が小さくて荷物をつけるスペースがとれない場合があります。逆に身長の高い人が小さなホイールを使えないということはありません。身長に合わせて大きなフレームを使えば・・・あとは身体と車輪のバランスという純美学的な趣味の問題だけです。
想定するツーリング期間→必要な荷物量→キャリア
ツーリングに持っていくグッズの量(積載量)によっても自転車が変わってきます。荷物がほとんどなければロードレーサーでのツーリングも可能ですし・・・・大量のキャンピング用品が必要であればその荷物を積めるだけのキャリア等の装備が必要です。この場合もツーリングスタイルが固定していない人、いろんなことを試してみたい人は・・・・自分がカバーする最大の荷物量に対応した自転車を作る必要があります。キャンプまで考慮するならば、ランドナーであってもサイドバッグ用の台座を用意しておいて、キャンピングの時はサイドキャリアを取り付けるという配慮が必要です。
●日帰り→キャリアなし
持つのが雨具、工具等だけならば、バッグの必要もなくウェストバッグやディパックで充分でしょう。
●泊まりがけ→フロントキャリア(orサドルバッグ)
泊まりがけのツーリングでは、他に着替え、洗面道具など荷物が増えます。フロントバッグまたはサドルバッグは必要になることでしょう。
●キャンプ→フロントキャリア、サイドキャリア
キャンプ道具一式を持っていくとなると・・・大荷物です。サイドバッグ(車輪の両側につけるバッグ、左右2個、前後に付けると計4個。
雨に濡れる確率、雨に濡れるのがきらいか、輪行の手間を嫌うか→マッドガードの有無
雨に降られる確率は季節によりますが、同じ季節ならツーリングの期間に比例(まあ大体)します。マッドガードの有無は雨の影響を左右します。マッドガードは、上から降る雨には何の役にも立ちませんが、自転車が巻き上げる泥水は防いでくれます。マッドガード無しの自転車で雨の中を走ったことがあればわかると思いますが、一番身体を濡らすのは後輪がはね上げる背中への泥水です。雨具がしっかりしているから大丈夫れるのが苦にならない
出かけるフィールドあなたの脚力、脚質→ギヤ比

フィールドできまるものがタイヤの他にもう一つあります。ギヤ比(ペダルを1回転させる時に自転車が進む距離)です。ギヤ比は前のギヤと後のギヤだけで決まるのではありません、車輪の大きさ(径)にも比例します。平坦路ばかりならばギヤ比の範囲は小さくていいでしょうが、山道、坂道、峠を登る場合には低いギヤ比も必要です。いま使っている自転車とよく行くフィールドでギヤ比に不足がないか確認してください。

でも前3段、後8〜9段の変速があればほとんどの場合に対応できるギヤ比になっていることでしょう。走って登れないような坂は押して歩いてもたいして速度は違わないことでしょう。

あなたの好み→ハンドル、ペダル、サドル
これから先は好みの問題になります。好みというよりはツーリングの経験によるというべきでしょうか。
●ハンドルバー
ハンドル形状はフラットバーとドロップバーがあります。マウンテンから入った人はフラットバー、ロードから入った人はドロップバーが使い慣れていていいことでしょう。ツーリングから自転車を始める人は・・・・フラットバーの方がとっつき易いでしょうか。ドロップバーの方がいろんなポジションがとれていいのですが、フラットバーにも補助のバーを取り付けていろんなポジションをとれるようにできます。
●ペダル
ペダルは普通のペダルか、ビンディングペダルかという選択になります。ビンディングペダルはスキーのビンディングと同様にシューズに付けた金具(メーカーによって何種類かあります)をペダルに固定するものです。足を外側にひねると外れます。ビンディングペダルは踏むだけではなく引く時にも脚を使って(より多くの筋肉を動員して)より大きな出力をより長い時間持続することができます。最初は普通のペダルから始めるのがいいでしょう。ビンディングペダルを付けた最初は、止まる時に脚が外れないで・・・おっとっと・・っと・・コテン、というのが誰でも通る道です。下手に手をつこうなどと考えないようにスピードが出ていないので怪我はしませんから(^-^)。
●サドル
サドルは好みというよりは・・・・お尻の痛くならないものを選ぶ、ことにつきます。幅の広いサドルやクッションの入ったサドルを使うことでお尻が痛くなくなることもあるそうです。スミマセン、私はもう馴れてしまっているので・・・・痛くならないので・・・どういうサドルが痛くならないのか・・・ワカリマセンm(-_-)m。
予算、軽量へのコダワリ→部品グレード
実際問題として、自転車を作ろうとするとき、部品はシマノまたはカンパのコンポ化された部品を使うことになると思います。カンパは今はロード用だけですが・・・・シマノはロード用もMTB用も作っています。普及品から世界選手権で使うような高級パーツまでラインアップされています。これは次の部品の仕様を決めるで詳しく書きます。
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