自転車ツーリング再生計画2003/12/31更新

フレーム仕様を決める

フレームの一番大切な機能は、ホイール、チェンホイール等の部品を正しい位置に保持することです。次に大事なのは正しい、最適なフォームがピラー、ステム、ハンドル、チェンホイールの選択により可能であることです。フレームの材質が何か?よりも車輪を正しい位置にホールドできる方がフレームとしてはよっぽど重要です。とはいえ自転車の中で一番大きな構成要素ですから、その色や仕上がりは自転車のできばえ(見映え?)に大きく影響します。
フレーム材料
パイプ

自転車フレームのメイン材料であるパイプです。オーダーできる材質はスチール、アルミ、カーボンがあります。アルミは日東(アルフレックス)、カーボンはアマンダ以外にオーダーを受けてくれるメーカーを知りません。ここではスチールフレームに話を絞ります。私はカーボンフレームをオーダーしたことがありませんし。

スチールフレームのパイプは多くの種類があります。材質はクロムモリブデン鋼という低合金鋼が多く用いられます。メインパイプの径はほとんど同じです。トップチューブ外径は1インチ(25.4mm)、ダウンチューブとシートチューブの外径11/8インチ(28.6mm)です。外径は同じで肉厚が何種類かありますので、内径が異なることになります。フロントフォークやシートスティ、チェンスティにも太さ、厚さにサイズがあるようです。

ラグ(継ぎ手) パイプとパイプの継ぎ手です。ラグを使わないで直接パイプ同士をロウ付けするフレームをラグレスフレームといいます。ラグレスでも継ぎ目から壊れたという話は聞きませんので強度的には充分なのだと思います。ラグとフレームとの段差が応力集中点になってしまう危険(疲労破壊の起点となる)も考えられます。同じパイプでもラグ付きの方が堅いフレーム(剛性の高いフレーム)に仕上がるようです。ラグがパイプとパイプをつないでいるので剛性もアップするのでしょうね。
エンド

車輪を取り付ける部分です。左右のエンドの中央面が前後のエンドで同一平面上にあるように(車輪が同一平面上にあるように)保持するのがフレームの一番大切な仕事です。ツーリング用自転車にはストレートエンド(ハブシャフトが真下から入るエンド)が使われます。チェーンのテンションで引っ張られてもハブ位置がずれませんが、ハブ位置の調整もできないので充分な精度が要求されます。

ディレイラーとの互換性については近年はカンパエンドを源流とするものに統一されていますので、クラシックパーツを使う場合以外は考慮する必要はありません。オーダーでフレームを作る場合、エンドにも十分な厚みがあるでしょうし・・・・

クラウン 前輪をホールドする3本のパイプ(フロントフォーク2本とステアリングコラム)の継ぎ手です。MTBではフロントフォークとステアリングコラムは溶接で直接付けられていますね。
直付け工作
昔はいろんな小物をバンドでフレームに止めていました(ボトルケージやアウターストッパまで)のでバンド止めに対して直付けという言い方をしていました。いまどきフレームにバンド止めの部品なんてフロントディレイラーぐらいですから、これらの工作は多かれ少なかれ必須アイテムです。●:必須 ◎:必要性中 ○:必要性小
●ブレーキ台座 カンティ台座(Vブレーキ台座)、センタープルブレーキ台座、サイドプルブレーキ台座の3種類があります。それぞれ位置も形状も違います。カンティ台座は一番下に取付け前はフォーク、後ろはシートスティの左右にそれぞれ取り付けられます。センタープル台座はカンティ台座よりも上の位置に。サイドプル台座はクラウン、シートスティブリッジに設けられます。
●Wレバー台座 ディレイラーレバーがダウンチューブにあったときの呼び方です。デュアルコントロールレバーを使うならば、単なるアウターストッパでいいでしょう。
●ブレーキアウターストッパ(トップチューブ) ブレーキワイヤはアウターで導かれてブレーキまで届きます。直線部分はアウターを省略できるので、トップチューブ部分にアウターストッパを2つ付けてその間はインナーワイヤだけにする場合が多いようです。別にアウターガイド3つでもいいのですが。
○ブレーキアウターストッパ(シート部) カンティブレーキ、センタープルブレーキの場合はその他にヘッド部、シート部分にアウターストッパが必要です。サイドプルブレーキ、Vブレーキの場合はアウターが直接ブレーキまで届きますので必要ありません。前はヘッド小物の一つとしてアウター受けをつけます。後ろはシートピンにアウターストッパを取り付けます。シート部のアウターストッパを直付けにする場合もあります。
◎ディレイラーワイヤーリード ディレイラーワイヤのガイドです。ボトムブラケットの上か下にリードを取り付けてフロントとリアのディレイラーワイヤを通します。ツーリング用自転車ではボトムブラケットの下にパイプ状のワイヤーリードを使うことが多いようです。ワイヤーリードを直付けせずにワイヤーリードをボトムブラケット下のネジ穴に止める場合もあります。
●ディレイラーアウターストッパ フロントディレイラーワイヤはアウター無しで直引きになっています。必要なのはリアディレイラー用のシートスティのアウターストッパだけです。
●マッドガード用ネジ穴 マッドガードを取り付けるためのネジ穴です。標準的にはエンドにスティ取付用の穴が1つづつ前後左右で計4つ。シートスティブリッジとチェンスティブリッジに1つづつ。フォーククラウン裏に1つ。全部で前3つ後4つの7つでしょうか。エンドのマッドガード用ネジ穴はダルマネジを使うならばネジを切ってある必要はなく単なる穴でいい。ガードの取付方法としてはエンドのガード穴にボルトをねじ込んでバンドでスティを止めるのが一番単純な構造です。
●キャリア台座 カンティ台座(Vブレーキ台座)にはキャリアの足が取り付けられます、その他にクラウン、シートスティブリッジにキャリアを止めるための穴が必要です。センタープル台座にはキャリアの肩の部分が取り付けられます、その他にキャリアの足を取り付ける台座が必要です。サイドプルではキャリアが取り付けられないので、肩、足の部分用の台座が必要です。
●ボトルケージ ボトルケージを取り付ける台座です。ダウンチューブ、シートチューブの両方に取り付けるのが普通になっていますね。ダウンチューブの下側に付けることもできますね。自分の使い方にあった台座を付けましょう。まあ、使わなくても邪魔になるものではありませんが。
◎ダイナモ台座 ダイナモを使う時にシートスティに付けます。
◎ポンプペグ インフレーターを取り付ける金具。シートチューブ前にインフレーターを取り付ける場合は不要。
◎ランプコード内蔵 ダイナモからランプまでのコードをフレーム内に内蔵します。ダイナモ取付穴からヘッドで
○チェンフック 輪行の際にチェーンを引っかけるフック。チェンスティの内側に付ける。2ヶ所のフックを付けて下のフックにチェーンを掛けてホイールを抜き、上のフックに掛け替えてチェーンの弛みを取る、という使い方をします。
○チェンスティプロテクタ チェーンスティはチェーンがぶつかって傷がつきます。傷付き防止のためにいろんな形のプロテクタを付けます。スペアスポークのホルダと兼用になっているものもあります。
○ブレーキケーブル内蔵 ブレーキケーブルアウターストッパでアウターを省略する代わりにワイヤーをトップチューブに内蔵する方法です。とても綺麗に仕上がりますが、トップチューブの中を通すガイドのパイプがスムーズに流れないと引きが重くなってしまいます。重量的にも不利ですし、パイプに大きな穴を開けて火を入れることになるので、ロードレーサーでは用いられません。
○ディレイラーケーブル内蔵 ディレイーラーワイヤをフレーム内に内蔵する方法です。細いパイプをフレームの中に通すことになりますので、重量的、強度的には不利になります。ロードレーサーでは使われません。
○フロントディレイラー台座 フロントディレイラーをバンド止めせずに直付け台座をつけることもできます。上下にある程度アジャストできますが、チェンリング歯数を大きく変更することはできません。
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