自転車ツーリング再生計画 2007/3/25更新

道路を安全に走るために

○車道の左側を走りましょう!

昭和53年の道路交通法改正により自転車は「道路標識等により通行できるとされている歩道を通行できる」とされました。昭和53年以降の社会で育ってきた人の中には「歩行者と同じで自転車は歩道を走るもの」と誤解している人もいます。

小学生は歩道を走った方が安全かもしれません。しかし,自転車でサイクリングしようとする人が歩道を走るのは,走りにくいし,なにより歩行者にとっての脅威になります。歩行者の速度は4km/h,自動車の市街地での平均速度は40km/hぐらいでしょうか。自転車はペースを上げれば30km/hを出すのはそれほど難しいことではありません。こんなにスピードの出る自転車が歩行者と同じ歩道上を走るわけにはいきません。

もちろん,道路交通法でも自転車は軽車両というれっきとした車両です。自動車と同じく車道の左側を走ります。あまり車道の左に寄って走ると横を通過する車を避ける余裕が無くなってしまいます。左側に余裕を持って走りましょう。車のドライバーからみても安心できるよう,ふらつかないで真っ直ぐ走りましょう。

○スタート・ストップは自転車の左側から

左側通行の日本では自転車の右側を自動車が通ります。自転車の左側から乗り降りしましょう。その方が安全です。

スタートするときは,左側から自転車をまたぎ,後方を確認して,右ペダルを踏み下ろしてスタートします。サドルを跨ぐのが難しい場合はトップチューブを跨いでスタートしてからサドルに腰を乗せましょう。スタート時には力が必要です。不安定になりがちです,止まる前ににギヤを落としておく(大きいス後ろのプロケットに変えておく)とスタートが楽です。

停まる時は逆です。左足を地面に着いて,左側に降ります。左足を着くだけでは,心配な方は腰をサドルの前にすべり落として両足で立ちましょう。片足で身体を支えるよりも安全です。

左足をペダルに乗せて右足でツンツンと地面を蹴ってスタートすることもできますが,あまり安定した走り方とはいえません。自転車に斜めの力が加わるので望ましくないとされています。これが原因で壊れた自転車を目撃したことはないのですが。

○ブレーキは左右同時に

あなたの自転車は,右手がブレーキは前,左手が後ブレーキでしょうか?。日本で市販されている自転車のほとんどは右前ブレーキ,左後ブレーキです。ブレーキは左右同時に(前後同時に)かけましょう。スピードが出ているときに高い体勢で前ブレーキだけをかけると,後輪が浮き,場合によっては前方宙返りすることさえあります。特に下りでは前輪に体重がかかりがちです。腰を後ろに引いて(後輪にも体重を乗せて,体勢を低くして)左右同時にブレーキングしましょう。

○コーナーでは外側の足に体重を

コーナーを曲がるときは外側のペダルに体重を乗せましょう。内側のペダルが下がっていると,路面の状況によってはペダルが地面に擦って転倒してしまう可能性があります。

○夜はライトを点けましょう

ライトは夜,路面を照らすだけのものではありません。ライトにはもう一つ大事な役割があります。自転車の存在を自動車に知らせます。無灯火の自転車は自動車からは見えません。自動車を運転したことのある方ならわかるでしょう,無灯火の自転車がいかにコワイか。対向車のライトにかき消されていた自転車が突然,闇の中から目前に現れるですから。夜はライトを点けて,自動車のドライバーに「ここに自転車がいるぞ〜」とハッキリ知らせましょう。

○合図を出して

あなたがどんな挙動をするのかわからなければ・・・クルマを運転している人はどうすればいいのでしょう。合図はボディランゲージです。みんなが同じ言葉を使わないと意志が通じません。道路交通法によれば合図は以下の通りです。

・左折・左への進路変更→左腕を水平にのばす

・右折・右への進路変更→右腕を水平にのばす

・徐行・停止→(右)腕を斜め下にのばす

徐行・停止の合図は右腕か左腕かの規定がないのですが・・・自動車からも見やすいように右腕で合図するのがいいのではないでしょうか。このほかに右折しようとしているクルマに自転車の接近を知らせるために大きく手を挙げる・振る,安全なところまで追い越しを待ってくれたクルマに対する感謝に小さく手を上げる・・・など・・・。

○後方確認は安全の要

自分の回りの状況がわかっていれば,自動車の急な挙動の変化にも対応できます。前や横だけではなく,自分が進路を変えるときには後ろからきているクルマがないかどうかも確認する必要があります。自転車に乗っていて後ろを見るのは,なかなか難しいですね。右に首を回して後ろを見るくせを付けましょう。慣れないとハンドルまで右に回ってしまいます。後方確認のつもりがクルマの前に飛び込んでいったのでは・・・。真っ直ぐ走りながら後ろを見る練習を積みましょう。あんまり後ろばかり見ていて前に割り込んできたクルマに,横から出てきたクルマに気が付かないということのないように。慣れないうちはミラーを付けるのも一つの方法でしょう。自動車のドライバーから見ても,後方確認をしている自転車は「ちゃんと回りの状況を理解して走っている」とわかって安心です。

○自動車の左折に注意

左折する車に巻き込まれる事故があります。自動車からは斜め後方は見えません。交差点で自動車と並んで左折しないように。特に大型車の後輪は後ろから自転車にぶつかってきます。巻き込まれないように注意しましょう。信号で止まったら,自動車の前に出てしまいましょう。「ここに自転車がいるぞォ!」って,よくわかるように。

交差点以外でも自動車が急に左に寄ってくる場合があります。前方にタクシーに手を挙げている人がいたら要注意。急にスピードを落としたタクシーが寄ってくる場合があります。左側のガソリンスタンド,コンビニ,ファミリーレストランなどにも注意。自転車に気づかずに(気にせずに?)左折する車もあります。気をつけましょう。

○保険も考えましょう

自転車が原因となって死亡する人は日本では年に300人を超えます(平成15年度交通安全白書)。歩行者,他のサイクリストにケガをさせる・死亡させる可能性もあるのですから賠償責任保険(他の人の命・障害・損害の保障)も考えましょう。保険は事故を防ぐことはできませんが,せめてもの償いをすることができます。自転車総合保険(障害保険+賠償保険)を新たに購入してもいいでしょうし,自動車保険に賠償特約を追加してもいいことでしょう。

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