自転車ツーリング再生計画2009/11/22更新
リムの振れ取り

ツーリング中に転倒,金属疲労,スポーク切れ等でリムが真円を保てず,直径方向(縦振れ)・軸方向(横振れ)に変形することをリムが振れるといいます。リムがブレーキシュー等に擦ってしまっては走れません(走る気にならない?)ので,スポークのテンションを変化させてリムの変形を補正します。スポークはテンションを上げすぎると切れてしまうので補正には限界があります。ツーリング中は走れるようになったらイイことにしましょう。帰ったらリムとスポークの交換が必要になるかもしれません。

振れ取りの原理?
リムを外側(右図の右側)から見て,ニップルを時計回りに回すとニップルは前進し(スポークを引っぱり),スポークのテンションを上げます。リムはフランジの方向に引っ張られます。
リムを外側(右図の右側)から見て,ニップルを反時計回りに回すとニップルは後退し(スポークを緩め),スポークテンションが下がります。リムはフランジの方向から遠ざかります。
リムはテンションが上がったスポークのフランジの方へ引っ張られ,テンションの下がったスポークのフランジから離れます。
横振れ(車輪の左右方向の振れ)の場合は,右のフランジからのテンションを上げたら,左のフランジからののテンションを同じだけ下げます(隣のスポークを緩めます)。

テンションを下げないとリムはフランジ方向に引っ張られ縦振れしてしまいます。

縦振れ(車両の上下方向の振れ)の場合は,右のフランジからのテンションを上げたら,左のフランジのテンションも同じだけ上げます(隣のスポークを締めます)。テンションを上げないとリムは横振れしてしまいます。

ツーリング中の振れ取りでは,走行に支障がなければ,縦振れはあまり気にする必要はありません。

振れ取りの実技
用意するものはニップル回しだけです。自転車をひっくり返して,ブレーキシューを振れ取り台代わりに使います。サドルの傷が心配は方は下に何か敷きましょう。
車輪を回転させて,リムのどこがブレーキシューに擦っているか?探します。最初に大きく回して,振れのパターンを見ます。一カ所だけ振れていたら,スポークに異常がないか?調べましょう。

スポークが切れていた場合は,切れたスポークの両隣のスポークを緩めて(この場合,縦振れは無視です),なんとか走れれば大成功です。臨時のスポーク代用品もあります(自分で使ったことはないので使い物になるか?はコメントできません)。

スポークが切れていない場合は,大きく飛び出ている部分を反対側に引っ張るスポークを締めて(リムの外側から見て時計回し)隣のスポークを緩めます(リムの外側から見て反時計回し)。最初は1/2回転ぐらいづつ作業をしてください。必ず,締めて,緩めたら車輪を回して振れが小さくなっていることを確認してください。ときどき勘違いして振れを大きくしてしまうことがあります。確認しながら進みましょう。

自転車を作るときの振れ取りは・・・・こちら

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