自転車ツーリング再生計画2007/7/29更新
パンク修理

パンクは自転車ツーリングでいちばん多く起きるトラブルですから,パンク修理は自転車ツーリングで一番大切な技術です。手順を抜かず・間違えず,1回で終わらせましょう。 スペアチューブを携行し,パンクしたらチューブを交換しましょう。その場でのパッチ貼り(失敗する可能性はゼロではありません,雨の中、暗い中では困難です)がなく,確実で簡単です。パンクしたチューブは宿に着いたら,家に帰ったらすぐパッチを貼りましょう。明日もスペアチューブであるように。以下ではチューブ交換と,パッチ貼りを分けて説明します。

チューブ交換
○車輪を外す
・後輪パンクの場合はシフトレバーを操作してチェーンを一番小さなスプロケットにかけます。後輪の脱着が簡単です。
・ブレーキワイヤを解放する(Vブレーキ,カンティブレーキ,センタープルブレーキ),クイックを緩める(デュアルピボットブレーキ,サイドプルブレーキ)。タイヤが細くて,ブレーキシューが邪魔にならない場合は不要です。パンクして空気が抜けている車輪は外せても,チューブ交換して空気を入れたら車輪が入らないかもしれません。
・後輪の場合は,クイックレリーズを開いて,ディレイラーを後に引きながら車輪を抜きます。
・前輪でフロントエンドに車輪落下防止用のタブが付いている場合はクイックレリーズを開いてさらにクイックナットも緩めて前輪を抜きます。
・車輪を外した自転車は邪魔にならないところに寝かせておきましょう。
○タイヤを外す
・バルブ付近でビード(タイヤの耳に入っているワイヤ)をタイヤレバーでキャッチして起こし,タイヤレバーをスポークに引っ掛けます。
・もう1本のタイヤレバーでその隣から順にビードを外していきます。
○チューブを外す
・バルブの反対側からチューブを引き出していきます。
・バルブ部分はタイヤを横にずらして(バルブナットを使っている場合は外して)チューブを外します。チューブは巻いておくとかさ張りません。
○タイヤのチェック
タイヤの裏側を手を探って,金属片等が刺さっていないか確認します。ガラス片が刺さったままチューブを入れてしまうとまたパンクです。
○チューブを入れる
・最初にスペアチューブに軽く空気を入れます。フレンチバルブでは逆止弁がくっついて空気が入らない場合がありますから、ネジを緩めてチョンと押し込んで逆止弁を解放してから空気を入れます。
・リムのバルブ穴付近のタイヤを横にずらしてバルブをバルブ穴に通します。
・チューブを均等に入れていきます。一番最初にバルブの180°反対側、次に90°あたり。チューブがねじれたり、ずれたりしないように均等に入れて行きます。
○タイヤを入れます
・チューブの空気をいったん抜きます。
・車輪を回して,バルブの「反対側」からタイヤを入れていきます。親指で端から順番にリムエッジを越えさせます。
・チューブがはさまらないように指で押し込みながら,タイヤを入れていきます。

・バルブ付近は入りにくいのですが,反対側のタイヤビードがリムの底に落ちていれば,タイヤレバーを使わなくてもタイヤは入ります。両手の親指で端から入れていきます。最後にバルブをタイヤの中に押し込んでビードをリムの中に納めます。
・700Cの細い新しいタイヤは固く,手だけでは入れられない場合があります。その場合はタイヤレバーで(チューブをはさんでいないことを確認して)リムエッジをキャッチしてタイヤレバーの上をタイヤを滑り入れましょう。タイヤレバーを返して,チューブに傷を付けないように。
○空気を入れる
・少し空気を入れて(100〜200kPa?),タイヤが均等に入っていることを確認します。タイヤのサイドには線または模様がありますから,線または模様がリムエッジから一様に見えていることを確認します(右図)。タイヤがリムに沈んでいる部分はタイヤをこねて均等にします。
・規定圧まで空気を入れます。推奨空気圧はタイヤに記載されています。100PSI=7BAR=7kg/cm2=700kPaです。自分のタイヤに推奨空気圧を入れた場合のタイヤを押したときの手応え/タイヤの凹み具合を憶えておきましょう。
・バルブ部のナットとキャップは私は使わないのですが,保護のために付けてもいいでしょう。ナットは手で締めるだけで充分だと思います。
○車輪を入れる
・後輪はリアディレイラーを後ろに引きながら入れ,クイックレバーを閉じます。
・前輪に脱落防止用のタブが付いている場合はフロントエンドにハブを入れてからクイックナットを締め込んで,クイックレバーを閉じます。
・クイックレバーはシートスティまたはフロントフォークと一緒に握ってしっかりと締めます。クイックナットを調節して万が一にも走行中に車輪が外れないように締めましょう。
・Vブレーキ,カンティブレーキ,センタープルブレーキではブレーキワイヤ/アーチワイヤを元に戻します。デュアルピボットブレーキ,サイドプルブレーキではブレーキのクイックを締めます。
パッチ貼り
・チューブの穴を探します。鼻先にチューブを持ってきて音と漏れる空気で探します。場所を特定するために唾を付ける場合もあります。穴が小さくて水の中に入れて気泡を探さないと見つからない場合もあります。逆に穴が大きすぎてすぐ空気が抜けてしまって穴が見つからない場合もあります。

・写真は典型的なリム打ちパンク(スネークバイト)です。なるほど蛇の咬み跡に見えないこともないですね。写真中央に穴が2つ並んでいます。石,段差等とリムがぶつかって間にはさまれたチューブに穴が開く(下図)のですから横に並んで二つ穴が開くのですね。穴が1つ(釘、針、石等が刺さる)のパンクは全体の1割あるでしょうか?。

・紙ヤスリで表面の酸化した部分?を除きます。チューブの筋もヤスリで落としてしまいます。この状態が一番穴の位置がわかりにくいですね。チューブを引っ張ると穴が口を開けてくれることもあります。
・ゴムノリを塗ります。薄く,広く。乾くのを待ちます。
・その間にパッチの台紙をはがして・・・・・
・狙いを定めて、エイッと穴の位置にパッチを貼ります。すぐに指で強く押しつけて圧着させます。

・パッチに付いているプラスチックの薄いフィルム(なんて呼ぶんだろう)は付けたままでも大丈夫です。剥がすときは真ん中から剥がします。切れ目が入っている場合もありますし、無ければナイフ等で切れ目を入れて剥がします。周りから剥がすとパッチの縁が剥がれてしまう場合があります。

最後に空気を入れて,パッチがちゃんと付いているか?他に穴は残っていないか?確認しましょう。

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