26HEランドナーの会 2005/1/9作成

アルプス クライマー改(バーボ)
初組 1992年9月頃(写真は2004年3月現在)

一見すると、正体不明なこの自転車。人によっては650C仕様の(?)クロカンレーサーと思うかも知れませんが、この自転車のベースがランドナーと気付く人は、そういないと思います。

このアルプスは、それまで乗っていたパナソニックATB-1の性能に限界を感じ、本格的に山岳ツーリングをするために作った自転車です。フレームは東京神田のアルプス自転車で、同店の「クライマー」モデルのフレームをベースにしたものをオーダーしました。ホイールは東京は巣鴨のサイクルハウスアイバで組んでもらいました。その他は私なりにこだわった部品を自分で組んで作りました。

ダートの林道から軽いトレッキングパスまでオールマイティにこなしていましたが、結婚その他で忙しくなってからは、ほとんど乗らなくなってしまいました。それが2003年春に、減量の必要性を感じて、タイヤをスリムなものに替え、ギア比を見直して、ダイエットのための自転車として生まれ変わらせました。その後、2004年3月に、傷だらけになったリムの寿命が来たのでホイールを交換し、それに合わせてギアテーブルを再設定して、主要なパーツを現代的なものに交換しました。参考までに旧仕様の時の写真が下です。

特徴
クライマーのフレームをベースにして、基本的なパーツはMTBのものを多用しています。新旧混合仕様です。今回一番のエポックは、ブレーキをカンチからVブレーキに変更したことです。そのためそれに合わせて、ブレーキレバーもVブレーキ対応のダイヤコンペ287Vにしました。問題としては、ブレーキワイヤーの取り回しの関係から、インナーワイヤーの抵抗が少し大きくなってしまい、ブレーキレバーをリリースしても、ブレーキアーチが元に戻り切らなくなってしまいました。そこで強引に、ブレーキアーチのリターンスプリングを手で外側に引っ張って、無理矢理バネレートを高くしました。ダイヤコンペ287Vには、専用のインナーリードが付いていて、これで引き代の微調整ができます。おかげでリアのブレーキシューをタイトに調整できて、カンチに比べて非常に制動力が強力になりました。

Vブレーキにしたことで、もう一つ改善されたところがありました。これまでカンチブレーキを使っていたときには、ヘッド小物にフロントブレーキのアウター受けを共締めしていましたが、それの厚さの分、袋ナットをねじ込む部分が浅くなってしまい、しょっちゅうナットが緩んでいました。それがVブレーキにしたことで、アウター受けがいらなくなり、袋ナットを充分締め込むことができるようになりました。

現在は主にブルホーンバー仕様で乗っています。ドロップハンドルにしないのは、私はドロップが苦手だからです(^^; ただブレーキブラケットを握って力を入れることができにくいハンドルなので、超急坂の登りでは、ドロップが欲しくなることもあります。

ハンドル周りはちょっとごちゃごちゃしていますが、朝の暗い時間帯から幹線道路を走る私には、必要な装備ばかりです。バックミラーは、バーエンドに付けるいいものがなくて、いろいろと探した結果、b+mのCYCLE STARというドイツ製のミラーを見つけて取り付けました。調整しやすくていいのですが、鏡面がちょっと小さいのが難点です。サイクロコンピュータは、ケイデンスが計れるキャットアイのCC-CD200を使っています。

変速系は、以前フラットハンドルにステムごと交換できる、「ハンドル交換システム」を採用していた関係から、シフトレバーをフレーム側に残しています。ただ、一般的なダウンチューブの位置では操作しにくいので、なるべく手元に近いところで操作できるように、トップチューブに台座を直づけし、そこにダブルレバーを取り付けています。 またシフトワイヤーが上から回ることになるため、フロントディレイラーはトッププル式とし、リアディレイラーのワイヤーはシートステイから取り回しています。
ギアテーブル
ギアは自分の走るフィールドに合わせてセッティングしています。前はフロントトリプル、リアは7段(サンツアーボスフリー)でしたが、フロントトリプルが煩わしくなってきました。そこで、現代のリアスプロケットの標準が9段なのに目を付けて、フロントをダブル化して、これまでのフロントアウター&センターの範囲を、リアの9段スプロケットで補おうと考えました(要するに、従来と同じギア比、同じ歯数差のギアテーブルが、リアスプロケットをより多段化することで実現できるなら、フロントのチェーンリングの数が少ない方が、変速操作はよりシンプルになるということ。それと、リアスプロケを、全段まんべんなく使ってやろう、という意図もあります)。ギアの組み合わせは慎重に検討し、トップのスピードが若干落ちることを除いて、ほぼ旧来のギアと同じ配列を実現しました。最初はフロント38・リア12-27でしたが、その後リアボトム側3枚辺りを、もう少しクロスさせたくなったので、フロント36・リア12-25に変更しました。

* 25 23 21 19 17 15 14 13 12
36 298 324 355 393 439 497 533 574 622
24 199 216 237 262 293 332 355 383 414
フロントギア数/リアギア数×タイヤ径(66cm)×3.14=クランク1回転で進む距離 単位:cm

ギアテーブルの数値は、同じ26インチでも、タイヤの太さによってタイヤ径は変化するので、相対的に全体のギア配列バランスを見るためのもの、という意味合いが強いです。 参考までに旧仕様の時のギヤ比が下です。
* 24 21 19 17 16 15 14
46 397 454 502 561 596 636 681
34 294 336 371 414 440 470 503
24 207 237 262 293 311 332 355

スペック

主要パーツ 現在 旧仕様 備考
フレーム アルプスクライマー改 石渡022セット・ラグレス 560mm
フロントディレイラー シマノXT(旧タイプ) トッププル式
リアディレイラー シマノアルテグラRD-6500-SS(ショートゲージ) シマノXT(7段対応の旧タイプ、ロングゲージ)
ダブルレバー シマノデュラエースSL-770 シマノ600アルテグラ
ギアクランク サンツアーXC-PRO PCD 110mm の旧タイプ
ボトムブラケット シマノXT(カップ&コーンの旧タイプ)
チェーンリング(アウター、インナー) 36T、24T(CT'ワンオフ製作リア9段対応仕様。アウターギアを廃し、従来のセンターギアをアウターギアに見立てたダブルにしている。アウターギアの位置には特製スぺーサーを共締めしてある) サンツアーXC-PRO46T、24T
チェーンリング(センター) 廃止 スギノ34T
ボスフリー シマノカセットスプロケ アルテグラCS-6500 12〜25の9段 サンツアーウイナープロ14.15.16.17.19.21.24
ハンドルバー(ブルホーン) 日東RB-018AA 幅400mm
ブレーキレバー ダイヤコンペ287V(Vブレーキ対応のエアロレバー) シマノ105(STIになる前の旧いエアロ)
フロントブレーキ Vブレーキ シマノXT BR-M760 カンチブレーキ シマノXT(ロープロではない旧タイプ)、シマノXTRシュー
リアブレーキ 同上 カンチブレーキ サンツアーXC-9000、シマノXTRシュー
フロントハブ シマノXT HB-M760(シルバー)32H サンツアーXC-PRO36H
リアハブ シマノXT FH-M760(シルバー)32H サンツアーXC-PRO36H
リム MAVIC XC717 アラヤRM-17
スポーク DT2.0(14)プレーン DT14-15バデット
タイヤ パナレーサーパセラT-serv Racing 26×1.25
サドル サンマルコロールス
シートピラー シマノ600アルテグラ

車輪の組み立ては新:大阪 WORLDCYCLE,旧:巣鴨 サイクルハウスアイバ
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